この記事では、スパイファミリ―の登場人物であるアーニャ・フォージャーの3つの謎をご紹介していこうと思います。
スパイファミリーのアーニャ・フォージャーとは?
可愛らしい見た目で大人気の、アーニャ・フォージャー。フォージャー家の長女で、その正体は心を読む超能力者です。
アーニャはある組織の実験で生み出され被験体007として収容されていましたが、ある日勉強ばかりの生活に嫌気が差して逃亡してしまいます。
以後は自ら「アーニャ」と名乗り、テレパシーの能力を隠しながら施設や里親を転々としていました。しかしその能力から、周りの大人たちは【変わり者】としてアーニャを見ていたようです。
そんなアーニャですが、任務で養子を探しに孤児院を訪れた黄昏の養女になります。そして現在はヨルを含め、実際の家族という設定で生活しています。
スパイファミリーのアーニャ・フォージャーの外見は?
そんなアーニャの見た目は、可愛い子供。アーニャはピンク色の髪に、アポロチョコのような飾りをつけています。
実はこれは作者である遠藤達哉の過去の読み切り『煉獄のアーシェ』に、アーシェというキャラクターと同じものなんです。
しかし作者のインタビューによると特にアーニャとアーシェに関連性はないとのこと…。
スパイファミリーのアーニャ・フォージャーの性格は?
そんなアーニャの性格は、無邪気。ロイドとヨルと家族になったきっかけも、彼らの正体に気付いてわくわくしたからという好奇心旺盛な一面を持っています。
一方でプールで溺れている少年を助けようとしたり、ダミアンが心の内に抱える切実な願いを読み取った際には協力を申し出るなど健気な性格でもあります。
ロイドの任務も東西平和に繋がることを知ってからは、彼女なりの使命感をもって彼に協力しようとしているんです。
【スパイファミリー考察】謎①アーニャを“被検体”にしていた謎の組織
アーニャに関する1つ目の謎は、アーニャを被検体にしていた謎の組織です。彼女は、元はある組織に被験体007として収容されていた過去をもっています。
謎の組織により「他人の心の声が読める」という超能力を与えられ、“被検体”として扱われていたのです。
本人は、その組織のことを「けんきゅうじょ」と呼んでおり、正式名称や、なぜアーニャを被検体にしていたのか、明らかになっていません。
しかし東西の争いに関与していることは間違いないでしょう。加えて、「エクリプス」と呼ばれる新月の日は超能力が使えない…というのも何か理由がありそうです。
またアーニャは、スパイのロイドと殺し屋のヨルと3人家族になった後、ペットとして大きな犬も飼うことになりました。その犬の名前は、アーニャが「ボンド」と名付けています。
実はボンドは、未来予知能力を持った犬で、相手の心を読むことができる超能力と未知を予知することができる未来予知能力によってロイドを救っていました。
アーニャの実験施設時代の回想シーンに登場していた人物が、ボンドの回想シーンでも登場しているので、ボンドもかつて謎の組織の被験体だったことが考えられます。
またボンドは8号と研究者から呼ばれていました。つまり謎の組織は、生き物に超能力を与え、なにかしらの目的をもち実験を行っていたと考えられます。
また実験はアーニャやボンドの呼び名から、かなり大規模だったと予想できます。アーニャの当時の呼び名は、被検体007。
ここで気になるのが“007”という数字です…。番号が“001”から付けられているとすると、少なく見積もってもアーニャ以外に6人の被検体がいたということになります。
そして他の被検体も、アーニャと同じように超能力を与えられ、毎日実験に使われていたと思われます。ボンドの当時の呼び名は、8号。
アーニャの番号同様に、番号が1からつけられていたとすると、少なく見積もってもボンド以外に7人の被験体がいたということになります。
以上のことから、実験は1人に行っていたわけではなく複数人に行っていたと考察でき、かなり大規模な実験だったと考えることができるんです。
しかし他の被検体の現在がどうなっているのか、今のところは一切作中で言及されていません。では、以上の点をふまえて謎の組織の正体について考察していこうと思います。
【スパイファミリー考察】謎の組織の正体は、オスタニアの国家統一党?
謎の組織の正体は、オスタニアの国家統一党とも考えることができそうです。
こちらの総裁となっているダミアンの父、ドノバン・デズモンドは東西平和をぶち壊す要素を持っているかなりの危険人物となっています。
ウェスタリスに戦争を仕掛ける際には、超能力を駆使して有利に戦うために相手の心を読むことができる超能力者を育てていたと考えられます。
【スパイファミリー考察】謎の組織の正体は、オスタニアの国家保安局?
謎の組織の正体は、オスタニアの国家保安局と考えることもできそうです。
この組織には、ヨルの弟であるユーリが所属しています。
オスタニアの国家保安局では、市民の監視はもちろん、スパイ狩りなどを主な仕事としており、国内の治安維持のために奮闘する組織です。
国内の治安維持を目的として作られているため、市民から秘密警察とも呼ばれています。秘密警察と呼ばれていたオスタニアの国家保安局は、拷問や脅迫が日常茶飯事となっていました。
拷問や脅迫を日常茶飯事としているオスタニアの国家保安局は、市民を監視する立場となっています。なので市民の心を読むことができれば簡単に監視することができると考えてアーニャのような人物を作り出したと考えることもできそうですよね。
【スパイファミリー考察】謎の組織の正体は、プロジェクト<アップル>?
正直、謎の組織の正体はプロジェクト<アップル>である可能性が一番高いと思っています。
なぜならプロジェクト<アップル>とは、オスタニアで行われていた実験施設の一つで、愛犬ボンドがかつて被験体として所属していたとされる施設だからです。
先ほどもご紹介した通り、アーニャがいた組織とボンドがいた組織は同じであることが予想できます。なので、アーニャがいた謎の組織の正体は他の組織の可能性もありますが、おそらくプロジェクト<アップル>でしょう。
【スパイファミリー考察】謎②アーニャの両親
アーニャに関する2つ目の謎は、アーニャの両親です。現段階では、作中でアーニャの両親に関する描写はありません。
ロイドと出会う前は、謎の組織を抜け出し孤児院で過ごしていたアーニャ。果たして本当の両親は何者で、現在どうしているのでしょうか?
しかしアーニャは実の母親のことを覚えていると思われる描写があるんです。それが、アーニャがイーデン校の入学試験の面接を受けた時のシーンです。
アーニャは、ロイド・ヨルと一緒に名門イーデン校の面接を受けることになりました。そこでマードック・スワンという面接官の一人は、歪んだ感性を持っている人物で、美男美女で登場したアーニャの両親が気に入らず何としても落としたいと考えます。
そしてスワンはアーニャに「今のママと前のママどっちが高得点だ?」と無礼な質問をしました。その瞬間、アーニャは「ママ…」と呟いて泣き出してしまったのです。
このシーンから、アーニャは母親と好きで離れ離れになった訳ではないことが考えられます。今後もしかしたら実の母親がアーニャを引き取ろうとしにくる、という展開が待っているかもしれませんね。
【スパイファミリー考察】謎③アーニャが『古語』を理解している理由
アーニャに関する3つ目の謎は、アーニャが『古語』を理解している理由です。ある日のイーデン校のテストで、アーニャが『古語』を理解していることが分かりました。
テストの点数こそ41点ですが、他の教科の点数が大体20点前後なことを考えると、明らかに異様です。それを見たロイドは、「生まれ育った環境で学んだものか…?」と推測していました。
ヨーロッパでの古語とは、ラテン語やギリシャ語のことをさしており、今でもラテン語は学校で習われているようです。
そしてラテン語を現在も公用語としている国が1つだけあります。それが、バチカン市国です。
もしかしたらアーニャはバチカン市国の出身である可能性がありますね。また、漫画オリジナルの古語を今でも扱う隠れ里や民族の出身の可能性もあると思います。
いずれにせよ、アーニャはオスタニアでもウェスタリスの出身でもないことは確かです。コメディ要素が強い作品ですが、今後の伏線回収が楽しみですね。
スパイファミリーネタバレ
11巻 |
|||
67話後編 | 68話 |
69話 |
70話 |
71話 |
72話 |
73話 |
74話 |
コメント