この記事では、呪術廻戦の羂索の傷跡が変化している理由について、徹底考察していこうと思います。
羂索とは?
現在、本作品で全ての黒幕となっている羂索。他人の身体を乗っ取ることで、1000年以上前から存在する呪詛師です。
今は元・特級呪術師である夏油傑の身体を操って行動しています。過去には加茂憲倫の身体を操り、御三家最大の汚点とも言われていました。
ここまで登場回数は多いものの、今尚、謎が多い人物です。
羂索の外見は?
そんな羂索の外見はメロンパン。羂索は他人の身体を乗っ取りながら生きているため、外見は時代によって違います。
現在の夏油の状態では、長い髪をハーフアップのように結んでいます。また、五条袈裟と呼ばれる法衣を着ており、額には横一線の傷があります。
羂索の性格は?
そんな羂索の性格は狡猾。計画を成功させるために計略を巡らせるタイプで、計算高く、目的達成のためなら手段を選びません。
それにより、呪術高専側よりも一歩先に進んでいることが多いです。また、計画が完璧であることへの余裕からか、戦闘中にもよくしゃべります。
羂索の術式は?
そんな羂索の術式名は不明。術式の内容は「脳を入れ替えることで、他の肉体に移動することができる」というものです。
移動した相手の肉体に刻まれた術式を使うことも可能で、
現在は夏油の肉体に入っているため、夏油の術式である「呪霊操術」と使うことができます。
また天元の次に強力な結界術を使えることも知られています。では、そんな羂索は今まで何を行ってきたのでしょうか。
羂索が1000年間で行ってきたこと
宿儺などと同じように羂索は、1000年前の術師です。羂索が1000年の間にやっていたことは主に2つあります。
その2つとは、
①六眼と星漿体の殺害
②術師、呪霊との契約
です。
①六眼と星漿体の殺害
呪術廻戦の世界では、400年ごとにある3つの出来事が起こります。それが、六眼術師の誕生、星漿体の誕生、天元の同化です。
六眼とは、五条家の人間が時々持って生まれる特異体質の目です。この六眼を持つ術師は呪力がとても詳細に見えるようになります。
現在は、五条悟が六眼を持っています。六眼を持つ術師は星漿体を天元の元に無事に送り届けるという仕事もあります。
次に星漿体とは、天元の身体の器のようなものです。天元は不死であっても不老ではありません。
そのため、そのまま放置すると肉体は進化し人でなくなり、
より高次な存在となって意識がなくなってしまいます。
実際、羂索は400年前と800年前の2回のタイミングで同化を阻止しようとしましたが、どちらも六眼の出現によって失敗しています。
結果として、現代で伏黒甚爾が星漿体を殺害したことで天元との同化は実現せず、図らずも、羂索の目的は達成されたことになりました。
術師や呪霊と契約を結ぶこと
羂索は1000年前からコツコツと術師や呪霊と契約を交わしていました。
術師はおよそ500人、呪霊は1000万体以上も契約を交わしています。
これは、現在行われている死滅回遊に参加させることが目的で、実際に死滅回遊には過去に生きた術師が泳者として参加しています。
羂索は2つを1000年の間に行っていました。
ではここからは、メインテーマの縫い目の変化の理由について考察していこうと思います。
【呪術廻戦考察】なぜ羂索の縫い目が変化しているのか
第167話では、今までの羂索の額の縫い目と違い、傷跡になっていました。
結論を言うと、肉体転移の前段階では縫い目、もしくは既に転移済みであったら傷跡になっていると言えます。
その理由は2つあります。
【呪術廻戦考察】理由①羂索が夏油の身体を乗っ取った理由が既に満たされたから
羂索が夏油の身体を乗っ取った理由は2つあります。
呪霊操術がほしかったから
1つ目は呪霊操術がほしかったからです。
羂索が死滅回遊を始めるために必要だった術式の1つに真人の「無為転変」があります。
また、羂索の目的である天元と人類を同化させるためにも呪霊操術が必要です。
先ほど、天元は星漿体と同化できなかった場合、より高次の存在となり、人成らざる者になると書きましたが…この状態は人間よりも呪霊に近い存在となってしまいます。
そのため、前回の星漿体との同化に失敗した天元は現在、呪霊に近い存在となっており呪霊操術の術式対象となっています。
そして、羂索は今まで移ってきた肉体の術式を継承している可能性があります。
羂索は他の身体に渡る時に術式は消えてしまいますが、羂索はとても計算高いため何か手を打っていると考えられます。
そのため、夏油の術式である「呪霊操術」も既に他の身体に移っても使える術式になっていると考えることができます。
五条悟を封印したかったから
2つ目は五条悟を封印したかったからです。
羂索の計画において、邪魔なのは六眼を持つ術師の存在です。
特に、2度目の天元の同化阻止の計画の時には生後1ヶ月の時点で殺害したにも関わらず、計画の直前で六眼が出現し、計画は失敗に終わりました。
そのため、羂索は六眼の術師を殺害するのではなく、封印することにしました。
そこで必要となったのが、夏油の身体です。
現在六眼の所持者である五条悟の親友である夏油の身体を使うことで、五条悟を封印するために用意した獄門彊の条件である封印有効範囲の半径4m以内に脳内時間で1分間留めることを可能にしました。
そして、五条悟は獄門彊に封印されました。
この2つが夏油の身体に入る理由だったと考えると、羂索は夏油の身体にいる理由がなくなりました。
そのため、羂索にとって夏油の身体は用済みであり、既に他の身体に肉体が済んでいるとも考えられます。
【呪術廻戦考察】理由②2つ目の理由は虎杖の母親の額に傷があったから
第143話の虎杖の回想シーンで、虎杖の母親の額に傷があったことがわかりました。このときの羂索の目的は宿儺の器を産むことだったと考えられます。
そして、第143話では既に虎杖が既に生まれていました。
虎杖の母が虎杖を出産する前の額に縫い目があったことは描写されていませんが、このとき既に羂索が目的を果たしていたと考えることができます。
そのため、既に虎杖の母の身体は用済みであり、他の身体に転移済みであると考えられます。
【呪術廻戦考察】なぜ羂索の縫い目が変化しているのかまとめ
まとめ
①羂索が夏油の身体を乗っ取った理由が既に満たされたこと
②虎杖の母親の額に傷があったこと以上の2つの理由から、羂索の身体の縫い目の変化は肉体転移の前段階もしくは既に転移済みであると言えるんです。
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